NEWS & TOPICS

経営企画オフィスIR部門 村木教授と江村教授が「RA協議会第11回年次大会」口頭発表において2年連続で最優秀賞を受賞しました!

2025年10月にRA協議会※1第11回年次大会が熊本で開催され、日本中から800名を超える研究開発マネジメント人材が一同に会しました。
本大会の口頭発表セッションにおいて、経営企画オフィスIR部門の村木倫子教授と江村勝治教授による発表が、昨年に続いて最優秀賞を受賞しました!
研究開発マネジメント人材の先駆的な実践例として、高く評価されたものです。

◆受賞内容:
口頭発表『最優秀賞』
タイトル:社会課題と基礎研究をつなぐNaedoko-platform構想:異分野融合研究創出促進の仕組みづくり

大阪大学経営企画オフィスでは、社会課題と基礎研究をつなぐ「知識媒介機能」を研究開発マネジメント人材(URA×IR職)が担い、若手研究者による異分野融合研究の創出を促進する新たな取り組みとして、“Naedoko-platform”を運用しています。
これは、経営企画DXシステムReCo®によるデジタル情報と、研究者インタビューから得られたアナログ情報を組み合わせて、次世代を担う若手卓越研究者の関心領域と社会課題との接点を丁寧に言語化・可視化するものです。そのうえで、得られた情報をもとに異分野研究者同士のゆるやかなつながりをデザインした”Designed Bottom-up”型ブレスト会を通じて、若手研究者が自らの関心を起点に、独自の研究テーマとして形にしていくための“土壌”を整えています。
本発表では、Naedoko-platformのコンセプトと研究開発マネジメント人材(URA×IR職)の新たな役割について提案し、今後の展望について議論しました。

◆受賞コメント
昨年に続き、今年もこのような栄誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思っています。
社会課題の複雑さが増す中、基礎研究と社会をつなぐ“媒介機能”の設計は、いま大学で強く求められている機能です。Naedoko-platformは、若手研究者による研究の芽を可視化し、つなぎ、育てるための「苗床」のあるべき姿を模索しながらたどり着いたコンセプトです。研究と社会のあいだに立ち、問いの設計や接点の翻訳を担う“とびだすIR”として、これからも挑戦を続けていきます。
Naedoko-platformは第一三共株式会社様「はばたく次世代」応援寄付プログラムのご支援のもと実現しました。心から感謝申し上げます。

  

  

◆関連リンク
Naedoko-platform
https://www.omp.osaka-u.ac.jp/naedoko/

経営企画DXシステムReCo®
https://www.omp.osaka-u.ac.jp/reco/

第一三共株式会社「はばたく次世代」応援寄付プログラム
https://www.daiichisankyo.co.jp/about_us/habataku/

※1
一般社団法人リサーチ・アドミニストレーション協議会(RA協議会: https://www.rman.jp/)とは、大学、高等専門学校、大学共同利用機関、公的な研究機関などが取り組んでいる研究活動の活性化に関する業務(分析、推進、管理、支援など)を対象とした職能団体です。RA協議会では、このリサーチ・アドミニストレーションの定着・展開に向けて、これらの業務に携わる人材の育成・能力向上、課題の共有と解決、そして組織・体制・制度の検討に取り組んでいます。こうした活動を通じて、我が国の大学等の研究力強化に貢献し、学術や科学技術の振興、イノベーションの創出に寄与することを目指しています。