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経営企画オフィス 村木教授、江村教授、高野教授が令和8年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰「研究支援賞(研究開発マネジメント部門)」を受賞しました

このたび、令和8年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞(研究開発マネジメント部門)を、村木教授、江村教授、高野教授、研究推進部小倉課長、学術研究機構髙濱専門職員の5名が受賞しました。科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進、振興等において顕著な成果を収め、我が国の科学技術の発展に貢献した者に贈られる賞です。大阪大学におけるURA×IR活動による研究開発マネジメントの取組が、学術振興の新たなモデルとして高く評価されました。

◆業績名:URA活動とIR活動の融合による研究力強化への貢献

◆業績内容:
地球温暖化や慢性疾患の克服といった複雑な社会課題の解決には、社会課題というニーズと大学の強みである研究シーズとを双方向で結びつけることが不可欠ですが、従来の研究シーズ主導型の単方向のアプローチでは、その実現が困難でした。そこで受賞者らは、URA活動で得られる研究者の課題認識等のアナログ情報と、IR活動によるエビデンスに基づくデジタル情報を融合させ、データ駆動型で社会課題解決志向型の分野横断的研究プロジェクトを企画・立案する手法(データ駆動型研究開発マネジメント)を確立しました。これにより、複数の大型研究プロジェクトの実現に寄与しました。

この手法を支える基盤として、受賞者らは経営企画DXシステム“ReCo®”を独自に開発し、研究力と経営情報を統合的に可視化する先進的な情報基盤を構築しました。これにより、社会課題解決志向型の研究プロジェクト創出だけでなく、5年間で260本以上の分析レポートを大学執行部に提供し、戦略的意思決定を支える高い実効性を示すとともに、学内における「データを踏まえた意思決定(Data-informed Decision Making)」の文化の醸成に貢献しました。

このような活動を持続的に行うには、研究開発マネジメント人材の育成と体制整備が不可欠です。そこで、従来の研究者や企業人からのキャリア転換に頼らない、学内の多様な人材を活用・育成する新たな枠組みを構築しました。チャレンジ精神旺盛な学内事務職員や大学院生を発掘・育成することで、質・量ともに充実した体制整備を実現しています。

これらの取組を通じて確立された「URA×IR活動」という独自の研究開発マネジメントモデルは、学内外への展開を通じて大きな波及効果を生み出し、我が国の大学における研究力強化と社会的価値創出の両立を牽引しています。

※研究支援賞(研究開発マネジメント部門)は、科学技術の発展や研究開発の成果創出に向けて、研究開発マネジメント活動を通じて研究開発の推進に寄与する活動を行い、顕著な功績があったと認められる者を表彰することを目的として、本年度より新設された制度です。

◆関連リンク:

大阪大学ホームページ
文部科学省ホームページ
経営企画DXシステム“ReCo®”