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「RA協議会第10回年次大会」でポスター発表を行いました!

  

2024年10月に開催されたRA協議会※1第10回年次大会で、大阪大学経営企画オフィスが取り組む5つのトピックについて、ポスター発表を行いました。
大学や研究機関など様々な機関のURAや研究・経営に携わる関係者のみならず、府省関係者からも数多くの質問をうけるなど、大きな反響がありました。

   

◆発表演題◆

1)経営企画システム "ReCo" の構築とIR駆動型研究マネジメントへの展開
   ➡ こちらのポスターは口頭発表で最優秀賞を受賞しました![詳細はこちら

  

  

【概要】

経営企画オフィスは、大学の経営力・研究力を分析・可視化するツール“ReCo”(Research Collaborationの略)を独自開発した。“ReCo”は、学内外に点在する経営力・研究力に関する様々なデータを収集し、データベースに統合して一元管理するとともに、独自開発した分析アルゴリズムとビジネスインテリジェンス(BI)ツールを用いることで、高度な分析・可視化を実現している。本発表では、その取り組みと実績を紹介し、今後の展開について議論した。

【関連する取組み】
経営企画DXシステム“ReCo”  


2)研究分野の立ち上がりを表す微弱信号の検出に向けた取組み:ReCo-foresight の開発

  

  

【概要】

研究分野の立ち上がりの兆しを表す微弱信号(weak signal)の早期検出は、確度の高い研究力強化立案や効果的なプロジェクト創成において極めて重要である。経営企画オフィスは、本信号を効果的に検出できるアルゴリズム"ReCo-foresight"を開発した。本発表では、ReCo-foresightのアルゴリズムの詳細と、一例として、米国NIHの研究課題データベースから取得した信号とその妥当性について議論した。

【関連する取組み】
経営企画DXシステム“ReCo”  


3)経営企画DXシステム "ReCo" を用いた社会課題解決志向型研究プロジェクトの創成

  

  

【概要】

経営企画オフィスでは、データ分析のみならず、研究者と一体となって社会課題解決志向型の大型研究プロジェクトの企画・推進を行うことで、大学と社会をつなぎ、社会課題の解決や価値創造への貢献を目指している。本発表では、独自開発した経営企画DXシステム“ReCo”を、昨年度の「革新的GX技術創出事業(GteX)」の申請に活用した事例を紹介し、大型研究プロジェクト創成支援の在り方を議論した。

【関連する取組み】
経営企画DXシステム“ReCo”


4)国際ステージでの研究展開強化に向けた取り組み ~部局・全学的推進、両者の視点から~

  

  

【概要】

経営企画オフィスでは、今年度「国際URA」を配置し、研究の国際展開強化に向けた取組を進めている。本発表では、研究者の国際的な活躍を促進する施策立案の過程で行ってきた、現状施策の評価方法および国際ネットワーク形成の方法の検討、各現場の現状と見解を踏まえて取り組んだ研究部門と国際連携部門の連係体制作りなど、幾つかの事例を挙げて報告し、議論した。


5)「URA×IR業務を担う事務職員」の取り組みと生み出す効果

  

  

【概要】

大阪大学では、2021年より研究支援の現場を直接体験し、研究支援に必要なスキルを身に着けた事務職員を育成する「URA×IR業務を担う事務職員育成プログラム」を学内公募で実施、選考された職員は経営企画オフィスでURA業務に従事している。本発表では、事務職員のスキルアップに加えてURA業務の伸展・促進にも効果を発揮する本プログラムについて、業務事例と生み出す効果を紹介し、本学の展望を示した。

【関連する取組み】
URA×IR業務を担う事務職員 “事務系URA”



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RA協議会とは、大学,高等専門学校,大学共同利用機関,公的な研究機関等が取り組んでいる研究活動活性化のための,分析,推進,管理,支援等の業務,いわゆるリサーチ・アドミニストレーションの定着・展開に向けて,リサーチ・アドミニストレーションに携わる人材の育成・能力向上、課題の共有・解決及び組織・体制・制度の検討等についての情報交換を通じ,我が国の大学等の研究力強化に貢献し,学術及び科学技術の振興並びにイノベーションに寄与することを目的と
する団体です
 

RA協議会HPより抜粋)